ブログ
リップルゲートウェイは増え始めており、進化し始めています。

リップルゲートウェイは、着々と世界で増え始めており、進化し始めています。

先日、上海のビットコイン取引所LakeBTC(https://www.lakebtc.com/)は、Rippleゲートウェイになりました。
LakeBTCはボリュームでいうと世界トップ5に入るUSD/BTCの取引所の1つです。

世界中で大きな取引所がゲイトウェイになってくれば、銀行を経由する現代の送金・決済システムを比較的に簡単に代替えしてしまう可能性があります。特に国際送金は、銀行で頼むと4000円ぐらいは簡単にかかってしまいますので、取引相手国にリップルゲートウェイができれば、銀行で国際送金をする意味は無くなっていくでしょう。

こうした事態に対応する為、ドイツのfidor銀行では、銀行自体でリップルゲートウェイの役割を持つことになり、リップルプロトコルが採用されることになりました。銀行も世界の流れを読んでいくと、始めるところは始めていますし、早かれ遅かれ対応しないわけにはいかなくなるでしょう。

こうした流れは、お金だけでなく、貴金属の分野でも広がり始めています。世界有数の貴金属プロバイダーの一つであるGold Bullion International (GBI)が最近リップルゲートウェイになったように、ひとつひとつ着実に増えていくと思います。

https://ripple.com/blog/gbi-integration-allows-ripple-users-to-trade-send-and-spend-gold/

世界の金融業界では、リップルは有名になりつつあります。有名な金融ニュースサイトやブログでも紹介され始めています。ですので、今後も更に増えていくと思います。

 

SmartyCash Front

 

 

そして、リップルゲートウェイでは、独自にカードを発行するところも生まれてきました。元々アメリカのゲートウェイであったSnapSwapは、先日ヨーロッパのゲートウェイにもなりました。そのSnapSwap EUでは、購入リベート5%が付いているSmartyCash ビザプリペイドカードを発行しました。http://blog.snapswap.vc/   (リップル決済ネットワークにリンクされたプリペイドビザカードは、世界初のようです。)

 

 

33

 

また、カードでいうと「シフト」というアメリカのスタートアップ企業も取り組み始めており、こちらはデビットカードですが、仮想通貨とロイヤリティープログラムに対して、リップルを支払いのプロトコルとして利用するようです。http://techcrunch.com/2014/08/12/shift-is-developing-a-debit-card-that-lets-you-spend-digital-currency-loyalty-points-and-regular-money/

このように、リップル決済ネットワークを取り込む試みは、世界中で着々と進められています。

 

リップルの一歩一歩着実に進んできている進化は、一見スピード感にかけるように見えるかもしれません。しかし、リップルにはGoogleやアンドリーセン・ホロイッツが背後にいることも忘れてはいません。スマートコントラクト分野でも実態があって、一番進んでいるのはリップルであることも忘れてはいけないと思います。特にGoogleベンチャーズやアンドリーセン・ホロイッツというベンチャーキャピタルは、本質を見ることに優れていて、短期の成果に右往左往するベンチャーキャピタルではありません。

多くの人が気が付かないところで、静かに深く進行している部分は、これからも注目していく必要があると思います。

 

著者: davidtojp(管理人)
カテゴリー: リップル
日付: 8月 14, 2014
コメント:

リップルの「スマートコントラクト」記事の翻訳(COINDESK)

リップルのスマートコントラクトについてCOINDESKに記事が出てました。「スマートコントラクト」については、重要なので取り急ぎ翻訳しました。どう訳したらいいのか迷うものもあり、意訳にはなってないかもしれませんが、とりあえず意味はわかるようには翻訳したつもりです。もし、違っているところありましたら、訂正いたします。

http://www.coindesk.com/ripple-labs-unveils-proposal-new-smart-contract-system/

サンフランシスコに拠点を置くRipple Labs(支払いとデジタル資産ネットワークを構築することにフォーカスするスタートアップ)は、新しいスマートコントラクトシステム開発の包括的な設計書を公開しました。

Codiusと呼ばれる提案されたシステムはプログラミング言語を選ばないもので、既存の金融・契約型システムで動作します。

現在、スマートコントラクトのソリューションを作ろうとしている2、3の暗号のプロジェクトがあります、しかし、Codiusはおそらく、暗号通貨の中で多くが資産構造を構築するために捜していたフレームワークです。

デジタル形式のプログラム可能なコントラクト(契約)がいつか行き渡るだろうと、ステファン・トーマス(リップルラボの最高技術責任者)は、CoinDeskに話しました。そして、その会社はこの技術の為の執事役になりたい。

スマートコントラクトロジックは、誰がお金を受領しなければならないかについて決めます。それは暗号ネットワーク、Webサービスなど含めて、どんなインターネットサーバーにもそのような問い合わせをすることができます。

決定に基づいて、コントラクトホスト(契約主)は、その受取人のもとへお金を送る処理を許可するでしょう。

 

スマートオラクル(スマート神託)

GitHubの上のブログ・ポストおよびホワイトペーパーで詳述されるように、Codiusのリップルラボの計画は、研究者ニック・サボーのプログラムできる契約(コントラクト)の初期研究を離れて構築され、野心的です。

それは、もし条件が満たされた時、暗号キーペアに署名できる実例と知られている「オラクル」というものの使用に頼ります。従って適切な入力をしている場合、それを実行することができるというのが「スマートオラクル」の概念です。

オラクルは「こと」に署名します、そして、署名は分散ネットワークで行動を誘発します」と、トーマスは説明しました。

Codius プロジェクト(リップルラボのスマートコントラクトプロジェクト)は信頼されていないコードベースで操作できるという意味で、これらを「スマートオラクル」と呼びます。

これは、特定のプログラミング言語を使用する必要がないため、ほとんどの開発者にとって、このプロジェクトへのオープンアクセスがあることを意味します。

トーマスは、説明しました。

「ビットコインなどの従来のオラクルと比較して、スマートオラクルは決定的な環境でどのようなコードを学ぶかを必要としません。

あなたは、いつものJAVAスクリプト、あるいは他の誰かが Codiusプロジェクトに投稿したいかなる他のプログラム言語でもプログラムを書くことができます。そして、まるであなたは自分のデータベースでビットコインを扱うようにそれができます。

スマートオラクルは、サンドボックス(外部から受け取ったプログラムを保護された領域で動作させることによってシステムが不正に操作されるのを防ぐセキュリティモデル)、身元確認、デジタル資産のホスティングでさえ、処理します。

さらにまた、システムは価値のいくつかの異なるシステム、bitcoin、RippleのXRPまたは法定通貨さえ融合することができます。

 

スマートな契約経済

リップルラボは、全産業がスマートなデジタル資産の周辺で構築されると思っています –それはちょうど仮想通貨の領域で起こっていることのようにです。

スマートコントラクトの作成と同時に立ち上がるもっとも早いビジネスベンチャーの一つは、技術の為のホスティングプラットフォームになるかもしれません。

「あなたは誰かのコードを実行します、そして、彼らはあなたにその代金を払います。 私は、ホスティング会社がコントラクトオファーを加え始めているのを見ましたと、トーマスは言いました。 VM[バーチャル・マシン]を主催することと非常に類似したビジネス・モデルです。」

bitcoinの鉱業セクターも同様に、スマート契約事業に入り込むことで価値を見出すかもしれません。

新しいコインを生成することは、まだbitcoinに有益ですが、マイニングの将来は有益ではないかもしれない。トランザクションを確認することで収益を得ることに加えて、マイナーは、いつかスマート契約をホスティングすることを別の有利な事業であると気が付くかもしれません。

「基本的に、マイナーは報酬と引きかえにネットワークのために確認を実行しています。再び、同じようなコンセプトとして、Codiusホストを実行して、契約を実行した人に支払いをするようなことがあるかもしれません」

スマートコントラクトを使用することは、単に法律上の目的で、紙を使用するというような時代遅れの問題を解決できるだけでなく、世界中の法律制度をより効率的にすることもできます。

グレッグキッド(会社に入社する前はプロモントリー·フィナンシャル·グループで働いていた)はリップルラボ、チーフリスクオペレーターです。彼はCoinDeskに語りました:

「私たちは、スマートコントラクトを契約当事者と法律制度の間の層(レイヤー)とみなします。今、何かで契約でうまくいかないならば、あなたは法律制度に則って行動しなければなりません。そして、それはとても時間がかかり高価です。」

企業は、様々な訴訟費用に毎年数十億ドルを費やしています。スマートコントラクトは、いかなる議論された状況の解決方法ではないかもしれません。

しかし、キッド(以前、連邦準備制度理事会の理事会と共に働いていた)は、技術がより広い法制度を改善すると考えます。

もし貴方が契約したうちの悪い方向にいくと思わる50%をスマートコントラクトで書くことができるなら、あなたは、弁護料の50%をセーブできます」と、彼は言いました。

 

開発は継続します。

様々な開発段階ですが、少数の異なるスマートコントラクトプロジェクトが既にあります。

恐らく最も顕著なもので、Vitalik ButerinのまだリリースされていないEthereumがある。

カラードコイン(それらはビットコインの上でトークンとして働く)は、さらにまだ開発中です。

まだ、その努力は産業牽引をしていません。しかし、Coinprismと呼ばれる会社が、まだその使用を主張しようとしています。

「私は実際のインプリメンテーションを待っています。」

「私たちは、スマート契約および他のブロック・チェーン技術から発生する機会に非常に興奮しますが、まだ日が浅いです」とFabio Federici(彼はクライアントのためのブロック・チェーン・データを分析するCoinalytics をスタートしました)が言いました。

それにもかかわらず、Codiusホワイトペーパーとそれがコードが小さく、比較的安全な基盤で実行するために、GoogleNative Clientを提案しているのは、良い意味で新しいです。

リップルラボがCodiusプロジェクトのために心に描くアプリケーションは、非常に多いです。

リストでは、投票、エスクロー、デリバティブ、オークション、不動産、株式市場をカバーするツールが含まれています。

本質的には、スマート契約は仮想通貨がお金と価値交換の既存概念を変えているのと同じ方法で法的契約を革新する能力を有します

キッドは追加しました。

「私たちは支払いや契約というような古いシステムを分散技術を利用してより広大に効果的、民主的にすることに興味を持っています。

Codiusは、法的な協定を作成するおよび実行する過程へのアクセスを改善しオープンにします。したがって、弁護士、裁判官などはより複雑な事件にエネルギーを集中させることができます。

著者: davidtojp(管理人)
カテゴリー: スマートコントラクト
日付: 7月 27, 2014
コメント:

リップルは「スマートコントラクト」を発表し、社会革命にも乗り出しました。

リップルは、「スマートコントラクト」を正式に発表しました。

https://ripple.com/blog/smart-oracles-building-business-logic-with-smart-contracts/

「スマートコントラクト」は、原理的にはコンピューターが理解できる契約、ビジネスロジック、その他のルールをほぼコスト0で、リップルネットワークに乗せることを可能にします。これによって、取引の中に、さまざまなプログラムを埋め込むことを可能にし、取引を資産・金融・ビジネスロジック・その他のルール等に拡張します。これからのリップルは仮想通貨的な使い方だけではありません。

例えば、AさんからBさんへの所有権の移動を、ネットワーク参加者全員が疑いなく検証できる形で取引を実現する仕組みを作れます。
所有権の確実な取引ができれば、長い間、音楽、映画業界を悩ませていた不正コピー問題が解決できる可能性があります。

また、株券や、有価証券の所有権の確実な移動ができるようになれば、別の仕組み作りは必要ですが、証券会社、証券市場を通さずに全世界の人々が直接これらのやり取りができるようになるかもしれません。

さらに自動車や電気製品等の耐久消費財や不動産などの所有権移転、賃借権をリップルのネットワークにのせることも可能になるかもしれません。自動車や電気製品なら所有権や賃借権の移動が終わらないとスマホと連動して使えないようにしたり、不動産ならスマホをかざさないと鍵が開かないようにしたり・・・これらも新たな仕組み作りは必要ですが、技術的には可能になってくるでしょう。

ペイパル、グーグル、イーベイのようなWebベースのサービスや他のインターネットプロトコルと相互作用することができる異種システム間のブリッジを作成したり、エスクロー、サブスクリプション、条件付きの支払い、デリバティブ取引、投票等に使用したり、いろいろな用途への応用も考えられます。

様々な権利の確実な取引をコスト0でネットの上に実現することは今までできませんでした。しかし、今後はこの「スマートコントラクト」を使用することによって実現できる可能性が出てきます。このような権利にかかわるものは、実生活上に無限にあります。

ビジネスロジック、その他のルールにも拡張すれば、そのインパクトは想像を絶するものがあります。インターネットの次の章への扉を開ける非常に可能性のある技術です。

他の仮想通貨にも「スマートコントラクト」の構想はありますが、多くの障害を持っているようであまり進んでいないようです。

リップルによって送金革命を超えた、社会革命が始まろうとしています。

著者: davidtojp(管理人)
カテゴリー: リップル
日付: 7月 17, 2014
コメント:

仮想通貨の動向予想

クリプトパークとして、これからブログを書いていきますが、最初なので仮想通貨の動向予想を書いてみたいと思います。

現在の仮想通貨のトランザクション処理能力は、PAYPALの普通時毎秒100トランザクション(2014年第一四半期)、VISAネットワークの普通時毎秒2000トランザクションと比較すると、初期の段階でこれらを置き換えることはまだ難しいのが現状です。(VISAはクリスマス時のようなバースト時は、毎秒10000トランザクションをさばきます)

現在、ビットコインでは毎秒7~9トランザクション(1ブロックサイズ1MB制限)、リップルはビットコインのトランザクションのスケーリング問題を知って、ゼロから設計したものなのでかなりスケーリング面では期待できるのですが、それでも現時点ではビットコインと大きく変わらないようです。これはビットコインとリップルの共通の開発者であるDavid Schwartzも言っていることです。他の仮想通貨もビットコインのシステムを模倣したものが多いので大きくは変わらないでしょう。

今後、仮想通貨は3~5年以上かけて大きく普及していくと思います。PAYPALにはトランザクション処理能力で比較的早く追いつくかもしれません。しかし、VISAネットワークに追いつくにはかなりのブレイクスルーを要すると思います。それが今の仮想通貨が10年前のWebと同じ状態と言われている理由の一つだと思います。

私は10年以内にVISAネットワークの3分の1のトランザクション処理能力を達成すると予想してますが、それでも1通貨では簡単には追いつくことができないので、その他仮想通貨と競い合いながら時価総額10位ぐらいの仮想通貨が主要な通貨として共存していくのではないかと予想しています。(世界には既に熱心なコミュニティーを持っている仮想通貨が400通貨以上もあり、技術や特徴、個性等で競いあっています。時価総額10位はある程度固定化しつつありますが、それでも突然、時価総額30位以内に飛び込んでくる仮想通貨も出てきています。一日で30%以上の値上がりする仮想通貨も登場してきています。)

トランザクション処理能力は決済システムの要です。そこに不安があることが一般の人に顕在化すれば、今までのネットワーク効果にも大きな疑問が生じます。仮想通貨は技術に密接に結び付いたものですので、処理能力よっては途中で世代交代の可能性もあると思います。

私はビットコインも持っていますが、去年の9月頃からリップルを購入しだしたのは、ビットコインのこのトランザクション処理の拡張性に不安を抱いたのが一つの理由です。ビットコインの1ブロックサイズ1MB制限で毎秒7~9トランザクションというのは、処理能力としてはとても小さいのです。ブロックサイズの制限を大きくしたり、制限を無くしたりすることによって、処理能力を伸ばせるのですがマイナーの報酬を大きくしないといけないようで限界があるとの指摘もあります。ビットコインコミュニティーでは既に問題に上がっていますが、PAYPALやVISAネットワークに匹敵する決済手段に近づく上で、今後この問題が大きく表面化することがあるかもしれません。その点、リップルはスケーラビリティーに注力して開発されていますし、世界で最も拡張性の高い分散型トランザクション処理データベース、InfiniSQLの生みの親も最近開発に加わりましたので、私は将来性をとても期待をしています。

しばらくは、ビットコインの優勢が続くのは確かでしょう。しかし、その後はリップル、又は次の仮想通貨が出てくる可能性が高いと思います。いずれにしても技術的なパイオニアは誤りを多く持っているものですので世代交代はやってくるのかなと私は思います。(私の周りの決済システム関係者の間では、この点で5年後にビットコインが今の勢いを持ち続けているのは難しいのではないかという人が多いです。)

いずれにしても、仮想通貨は旧来の決済の置き換えを狙って、壮絶な競争をしていくでしょう。ビットコインとリップルの動向に注意しつつも、投資という面ではこれからは他の仮想通貨についても注目していく必要があると思っています。今後、こちらのブログにそれらの動向も書いていきたいと思います。

※当ブログは、WEB開発や決済システムを開発している当サイト管理人の予想が含まれています。
値上がり等を保証するものではありませんので、投資をする際は、ご自身でもよくお調べになって、ご自身の責任において投資を行ってください。

著者: davidtojp(管理人)
カテゴリー: はじめに
日付: 7月 8, 2014
コメント:

ただいま3人がオンライン中(5分毎カウント)
アクティブなゲスト3人, アクティブなメンバー0人