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    km10 が「iXledger(旧:insureX) グループのロゴiXledger(旧:insureX)」グループに投稿しました。 4か月 1週前

    IXT(iXledger)がMUFG Innovation Hubの記事に掲載されました。

    https://innovation.mufg.jp/detail/id=257

    世界の保険料の総額は、保険サービスの提供を行うSwiss Re Instituteによると、2016年に4.6兆ドル(約490兆円)に達した。その規模は世界のGDPの6.3%に相当する。保険は売り手と消費者、事業者が多くのプロセスを踏んで取引しており、手続きも煩雑だ。また、取引に関係する企業は保険という商品性から他の企業と共有できる情報が限られている。それがリスク管理や保険料、保険金請求の手続き管理プロセスに必要な情報の共有を難しくしている。

    このような保険業界の現状を変えるのではと期待されているのが、Insurance(保険)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせ、ブロックチェーンを用いたInsurTech(インシュアテック)の存在だ。ここでは保険業界の実態と、ブロックチェーンを用いた新サービス「iXledger(アイエックスレジャー)」の取り組みについて紹介し、今後のインシュアテックの展望を考える。

    iXledgerとはブロックチェーンを利用して、主に保険会社と、保険会社がリスク分散のために加入している再保険会社をつなぐサービスを提供する企業で、英国ロンドンで2017年に設立された。CEOのIngemar Svensson(インジェマー・スベンソン)氏は以前、サンガード・アセットマネジメントでリスク評価部門の技術責任者をしていた人物だ。また、バンク・オブ・アメリカ、メリルリンチ、バークレー・キャピタル、リーマン・ブラザーズ、三井住友海上などでシステム構築に携わっていた人物でもある。

    iXledgerのプラットフォームでは「IXT」というトークンを活用して保険商品を売買することが可能だ。また、ブロックチェーンを用いてデータを暗号化し、自分が加入している保険の管理をすることもできる。保険の契約を結ぶに当たって仲介人が不要なので、即座に低価格で保険契約を結ぶことが可能だ。

    このプラットフォームでは、保険の契約に合意すると、スマートコントラクトがつくられてブロックチェーン上に取引記録が残る。そしてブロックチェーンの性質上、契約内容は改ざんできない。また、多種の保険をiXledgerの上で一元的に管理でき、企業の担当者は保険市場を容易に分析できるようになる。

    iXledgerは2017年8月、大手再保険会社のGen Re(ジェン・リー)と業務提携した。Gen Reは世界3位の再保険会社であり、生命保険や医療保険、損害保険などの再保険を提供している。業務提携の目的はGen Reを通して、より便利なサービスをクライアントに提供することだ。

    大手コンサルティング会社のPwC(プライス・ウォーターハウス・クーパース)によると、ブロックチェーンを活用することで再保険市場は最大100億ドル(約1.1兆円)ものコストカットを実現できるともいわれている。保険業界は、ブロックチェーンの活用で大きな変化が期待される市場なのだ。